びわ湖疎水船:大津~山科(2019年6月撮影)

先日、春秋シーズンに大津~蹴上間で運行してます観光船「びわ湖疎水船」に乗ってきましたので、その時の写真を載せていこうと思います。

一応運行区間は大津~蹴上ですが、この日は大津から途中の山科までの乗船でしたので途中はほぼトンネルだったんですが、暗く狭いトンネルの中をほぼすれすれで下っていくなかなかのアトラクションで楽しめました。

ということでこの日のお散歩はJR大津駅からスタートです。
新快速で通り過ぎることは結構あったのですが初めて降りました。

駅からしばらく歩いて大津の乗船場へ。
橋の欄干にも「疎水」と書かれてます。

乗船場で琵琶湖疎水の成り立ちについてのビデオなどを見せてもらいます。
琵琶湖疎水についてはこちらが詳しいですが、琵琶湖の水を京都市街まで引いて水運・上水道・水車(途中で水力発電に計画変更)に利用するために作られた水路で、明治時代に日本人だけで完成させた近代土木事業として、歴史遺産として非常に価値の高いものだそうです。
(桜並木で有名な蹴上インクラインは、この疎水を通る船を台車に乗せて運ぶための鉄道ですね)

ということで乗船場へ。
奥に写っているのが観光船です。ほぼトンネルと同じ幅です笑

疎水の水は水門で高低差をつけてから流しているので結構勢いがあります。

トンネル内は真っ暗なのですが、いくつか撮影スポットがありました。
これは当時の京都府知事の北垣国道さんがのこした扁額です。「寶祚無窮」(皇位は永遠である)と書かれているそうです。

この第1トンネル、2kmほどあるのですが、鉱山などで掘られたものを除くと日本初のトンネルだそうです。当時は人力のみなのでよく掘りましたね。。

しばらく乗ってるとトンネルを出て明るい場所に。
ここまで来るとすぐ山科です。

疎水は結構高い場所を流れてますので、船を下りたら小高い丘の上でした。
丘から見下ろす山科駅近辺です。

しばらく疎水沿いの遊歩道を歩いて山科駅方面まで。

年代物の看板がありました。

ということで、なかなか楽しい経験でした。
予約のほうも結構いっぱいのようなんですが、大津方面に行く機会がありましたら一度乗ってみるのをお薦めいたします。
では。

ギャラリー(画像クリックで大きく表示されます)

撮影場所:
琵琶湖疎水周辺(大津~山科)

撮影機材:
E-PL9 + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ